老子の名言・中国格言

心に残る中国名言・名台詞集まとめノート
「老子の名言・格言&座右の銘たち」

老子 名言集1)

人は知る者は智なり
自ら知る者は明なり
人に勝つ者は力あり
自ら勝つ者は強し


人のことを知るのも大切だが
自らを知るということはもっと大切である。
人に勝つ者は強いといえるが
自らに勝つ者は、本当に強い人である。

老子 名言集2)

飢えた人に魚を与えれば
一日の飢えから救うことができるが、
魚の釣り方を教えれば
一生の飢えから救うことができる。

老子 名言集3)

上善は水の如し


水は低いほうへ流れ行く。
多くの人は、自らを低きに置くことを嫌う。
水は、人が嫌がる低き低きへと自己主張せず下って行く。
謙虚である。
水は、円の器に入れれば円になり、四角い器に入れれば四角になる。
逆らわず、器にあわせ形を変える。
障害物がなければ流れ、せき止める物があればとどまる。
せき止める物がなくなるとまた流れ始める。
柔軟である。
水は、万物と争わず。
水は、何よりも大事で、また何よりも力強い。
最上の善とは、水のようなものである。

老子 名言集4)

知りて知らずとするは尚なり
知らずして知れりとするは病なり


知っていても、知らないふりをするのが望ましい。
知らないのに知ったかぶりするのは、重大な欠点である。

老子 名言集5)

大国を治むるは
小鮮を烹るが若し


国を治めることは
小魚を煮るようなものである。
ひっかき回すと身が崩れてしまうように
余計な干渉は控えて、治めるのがよい。

老子 名言集6)

真言は美ならず
美言は真ならず


真実の言葉は美しくなく
着飾った言葉には真実味がない。

老子 名言集7)

取らんと欲する者は
まず与えよ

老子 名言集8)

過ぎたるは及ばざるがごとし

※行き過ぎは
足りないのと同じようなものである。

老子 名言集9)

跂つ者は立たず
自ら矜る者は長からず


自らを大きく見せようと
つま先立ちをしても足元は不安定で、
自らの功績ばかり言いたてる者が
長く立っていれるわけがない。

老子 名言集10)

足るを知る者は富み
強めて行う者は志あり


欲深くならず分相応で満足を知る者は、心は富み豊かであり、
努力し行動できる者は、真に大志のある者である。

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